クロノグラフは機械式時計の花形として常に脚光を浴びる存在である。その内部は、
コピー時計 機構を稼働させながら別途クロノグラフを安定して発動・停止させるため、通常の3針時計よりも複雑な構造になっている。わずか40mm前後のケース内に、高度な技術が集結されているのだ。そのため技術をアピールしたい各ブランドが、ムーブメント開発にしのぎを削っているのも頷ける。
◆時クロノグラフ車:時積算計を司る時クロノグラフ車。動力源はクロノグラフランナーで、キャリバー01の場合は中間車に重ねられた上部歯車が、時積算専用の中間車2枚を経由して、動力を時クロノグラフ車に伝えていく。
◆秒クロノグラフ車:いわゆるクロノグラフランナー。クロノグラフ計測の起点となる歯車であると同時に、秒積算を担う歯車でもある。キャリバー01では垂直クラッチが組み込まれている。
◆ハートカム:各クロノグラフ車をゼロに戻すためのパーツ。リセットハンマーが叩く際、どの向きにあっても帰零するようにハートの形になっている。
※自動巻きのローターやモジュールを取り外した状態。写真では上が時計の6時側となる。